留学は就活に有利?不利?徹底分析してみた【留学経験者の体験談あり】

留学したいけど、就活に何か影響があるんじゃないか?
留学を考えている人なら、気になることも多いでしょう。

他にも、留学中にすべき就活対策は?など疑問はたくさんあるかもしれません。私も留学前に、就活について非常に悩みました。

そんなお悩みを解決するために、本記事が解説するのはこちら。

✔︎留学が就活に与える影響(出発時の学年別)
✔︎留学先でも出来る就活の進め方
✔︎著者の経験

本記事は、就活の時期に長期留学をしていた著者の経験を踏まえて書きました。
みなさんの不安の解消に少しでも役立てば嬉しいです!

\著者について/
かめ(21)
東大の学部生。アメリカ中部の大学に、2019年8月から2020年3月まで交換留学していました。TOEICは955、TOEFL iBTは91点を取得。
東大4年の私が交換留学に行った理由
留学生がコロナで緊急帰国した話。

留学は就活に有利なのか?不利なのか?

結論から言うと、留学が就職に不利になることはありません。

実際に、大学3年生の夏〜大学4年生の3月に一緒に留学をしていた友達たちも無理なく就活をし、無事に希望の就職先に内定しています。

また、2018年6月4日発表された「トビタテ!留学JAPAN」による就職と留学の意識に関する調査によると、企業採用担当者の63.6%が「留学経験者を積極的に採用したい」と答えています。

むしろ、留学したい人が注目すべきことは以下のようなことです。

①留学の出発時期・学年に気を付ける
②留学先でも就活情報を逃さない
③留学先での学びや体験を企業に伝え切る

一つずつ見ていきましょう。

留学の出発時期・学年に気を付ける

長期留学であれば、2・3・4年夏のいずれかに出発する人がほとんどでしょう。以下、出発時の学年ごとに気をつけるべきことを説明します。

2年夏に出発する場合

 1年間の留学であれば、3年夏に帰国しますね。
 コンサルなど選考が早い業界を除けば、問題はありません。
 この時期に留学する人が気をつけることは以下の通り。

・ボスキャリの準備をする
留学中しかできない一番有利な就活の方法とは?で解説しています。

・日本人ネットワークを使い情報をこまめに集める
3年の夏からのインターンシップの応募は留学先で行う必要があるので、コツコツ調べましょう。

・留学先での課題をコツコツこなしておく
インターン応募の時期に課題が大量にあるとこなせなくなるので、事前に少しでも片付けておきましょう。
 

3年夏に出発する場合

4年夏に帰国しますね。
この場合、3年夏〜の就活シーズンを逃すことになります。しかし、ある方法を使ってそのまま就職する人も... (詳しくは>留学中しかできない一番有利な就活の方法とは?で解説します)

この時期に留学する人が気をつけることは以下の通り。

・日本人ネットワークを使い情報をこまめに集める

・ボスキャリに参加して内定をつかむ
 
 

4年夏に出発する場合

就職年度を延ばしてくれる企業へ内定を受けている人・大学院に進学する人・留学中に就活をして帰国後4月に就活という3通りがあります。

この時期に留学する人が気をつけることは以下の通り。

・日本人ネットワークを使い情報をこまめに集める

・ボスキャリに参加して内定をつかむ
どの場合においても、留学前に留学後について具体的にイメージしておくことが大切です。
 
 

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留学先でも就活情報を逃さない

留学先大学では、日本人コミュニティで就活情報が流れていたり、就活イベントが企画されていることが多いです。

私の留学先では、日本で就職したい留学生向けに、1ヶ月に1回程度就活イベントが開かれていました。日本の有名企業の社員が大学に訪問してきたり、大きな会場に行っての説明会など、その規模は様々。

多国籍の学生が集まる大学では、国籍ごとに学生団体が作られていることがほとんどです。留学前に、「~~~university Japanese association」などと検索すると団体が出てくるので、そのHPを見る・代表に連絡するなどして情報を集めておくのがおすすめです。

留学先での学びや体験を面接とガクチカで企業に伝え切る

帰国後の日本での就活では、「留学していたこと」はそこまで評価されません。なぜなら、ある一定数の学生は必ず留学経験を持っているため、「留学だけ」では他の学生との差別化が十分でないから。

そこで大切になるのが、「留学先での学びや体験を面接とガクチカで企業に伝え切る」こと。留学先での困難、それをどう乗り越えたか、そこから学んだことは何か。これらの代表的な質問に答えられるようにしておきましょう。

>詳しくは「評価される留学経験者のガクチカの作り方」をどうぞ。

著者の経験〜留学生の就活事情〜

私は、結果として大学院進学したのですが、途中まで就活も進めていました。例として私のタイムラインとそれぞれの段階でしていたことを説明しますね。

大学3年8月:留学出発

この前までに、OB訪問を早めに始めていました

留学中

留学先で、アメリカでの就活イベントに参加しました

英語学習にも全力で取り組みました!
留学先で「英語が話せない!」を克服できた6つの方法

大学3年3月:留学から帰国

予定より5ヶ月も早く帰国することになりました。
この時点でしていたことは、業界分析くらいでした。

帰国後

したことは以下の通りです。

・帰国後、6月初めに急いで夏インターンのES作成開始
・自己分析
・OB訪問継続(オンライン)

インターン

3年生の7月から9月にかけて、ひたすらサマーインターンに参加しました。
面接、ESでも留学中の経験を前面に押して感触が良かったのを覚えています。

>評価される留学経験者のガクチカの作り方で解説します

まとめ

本記事では、留学が就活に与える影響・留学先でも出来る就活の進め方についてお伝えしました。

出発・帰国時の学年に気をつけ、事前にシミュレーションしておくこと、留学中でも日本人コネクションを生かして情報収集を続けることが一番大切!
留学すると、学年が上がったり下がったりして訳がわからなくなるので、紙に書くなりして整理しておくのを強くお勧めします。

読者の方が不安なく留学できますように!

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