平凡な留学経験を採用されるガクチカ&自己PRに変える書き方【ES・面接】

留学する/したけど、留学経験はどうしたら就活に活かせるんだろう?
これから留学する人・留学中の人は気になると思います。

しかし、周りに留学経験者が少ないと生の声を聞くのは難しいもの。私も留学前に、就活について非常に悩みました。

そんなお悩みを解決するために、本記事が解説するのはこちら。

✔︎留学経験をガクチカに使う際にアピールすべきポイント
✔︎留学ガクチカで企業側から見られるポイント
✔︎ガクチカで留学について書く際にやってはいけないこと
✔︎著者の実践例〜実際に聞かれた質問集〜
本記事は、大学3年生の夏(就活シーズン)から長期留学をしていた著者の経験を踏まえて書きました。みなさんの不安の解消に少しでも役立てば幸いです。
 
\著者について/
かめ(21)
東大の学部生。アメリカ中部の大学に、2019年8月から2020年3月まで交換留学していました。TOEICは955、TOEFL iBTは91点を取得。
東大4年の私が交換留学に行った理由
【体験記】交換留学生がコロナで強制帰国した話。

\はじめに読むと役立つ記事/

留学経験をガクチカに書きたい人が初めに知っておくべきこと

留学は特別な経験ではない

私たちは、「留学すれば評価される」と勘違いをしがちです。
しかし、たくさんの学生を見ている企業の人事からしてみれば、それは全く違うのです…特に外資系、コンサル、総合商社志望の学生は、総じて留学経験を持っている人が多め。

その中で自分をアピールするには、「留学に行っていました!」と言うだけでは不十分なのです。

「語学力を身に付けた」のは当然

留学先で、「英語を話せるようになった」「TOEICで〜点を取れた」などは当然とされてしまいます。

語学力を身につけるまでの苦労、工夫したことを話すなどして、「英語力」単独で押していくのは避けるのが無難です。

留学経験をガクチカに使う際にアピールすべきポイント

ここでは、留学経験をガクチカに使う際にアピールすべきポイントをステップに分けて紹介します。

一番力を入れた経験をまずは選ぶ

最初に、留学中に最も力を入れた経験を一つだけ選びましょう。
この時に、できるだけ深く、熱く語れることを選ぶのがコツ。そうすると、話を展開するのが楽になります。

「困難を乗り越えた」系は書くべき

経験を選ぶ際に、何か困ったことが起きた→それを解決した→そこからの学び、というのはガクチカの鉄板です。
面接官は、順風満帆はストーリーには共感しにくいようです…なので、「困難」を含むものを選ぶようにしましょう◎

経験から学んだことを必ず入れる

最後に、その経験から何を学んだか?を入れるようにしましょう。

これまでの流れを踏まえて簡単な例を書くと以下のようになるよ

選んだトピック:「留学先でのサークルの設立」

困難:留学先の大学にはランニングサークルがなかった・非ネイティブとして、英語が不自由な中での設立活動

乗り越えた結果:
周りの友達から徐々に輪を広げ、20人規模のランニングサークルを立ち上げることができた

学んだこと:
言語を超えたコミュニケーション・趣味を通じた心の通じ合い

留学ガクチカで企業側から見られるポイント

留学ガクチカでは、企業側が見ているポイントはほとんど似ているようです。色々な企業の面接を終えて特に評価ポイントだと感じた箇所を紹介します。

留学の目的は明確か?

留学の目的はできるだけ具体的に答えられるようにしたいもの。

〜歳の時に、〜というきっかけで〜
将来〜をするための〜を勉強/経験するために〜
など、具体的な年齢、手段などを提示すると説得力がUPします。
 

行動力があるか?

困難にぶつかったときに、状況分析→行動、と動けたか。
周りの人の協力を集めて〜した。というストーリーだとさらに◎です。

学んだことはあるか?

その経験から、何か得たものがあるか?
その学びをこれからの自分に/その企業にどのような形で活かせるか?

失敗と行動から学びを得る。その経験を通して学んだことを、できるだけ具体的に述べましょう。

こう聞くと、なんて杓子定規でつまらない評価軸なんだろう!と思う方もいるかと思います(私もその一人でした)。しかし、ひとまず乗り切るぜ...という気持ちで挑むと○、というのが私からのアドバイスです。
もっと自由に生きたい人は、最初からその企業を蹴る気持ちでもいいかもしれません(コソッ)

ガクチカで留学について書く際にやってはいけないこと

これまでガクチカを踏まえてES→面接を経験してきて、「これはやっちまった」という経験を振り返りながら書きます。ここには特に気をつけてください。

「留学した」ことだけを前面に押し出す

最初のガクチカでは、「アメリカに留学しました。」と自信満々で書きました。その結果、ESで撃沈。

この記事の最初に書いたように、留学経験を持つ学生なら掃いて捨てるほどいます(過激)。ですので、留学したことではなく、「留学中に得た、特定の経験」について深掘りつつ書きましょう。会話の中で「それは、留学中のことでした」と自然に補足するのがおすすめです。

語学力だけをアピールする

次のガクチカでは、「留学中に、英語の学習を必死に頑張り、〜〜〜ネイティブ学生とも自然に話せるようになりました」などと書きました。
無論、ダメな例です。

語学の習得なら、究極のところ日本で一人でもできます。
以下のような+α要素を見つけましょう。

✔︎周りの学生と一緒に勉強に励んだ
✔︎〜という工夫をしてひたすら継続した、など。

\留学前に英語力をあげたい...という人向け/

面接中、ひたすらだらだら喋る

面接官も、人間です。
聞かれてもいないのに、自分で暗記した原稿に沿って2分、3分と連続で話すのは避けるのが無難です。

最初に数秒で返答し、面接官の様子を見て徐々に回答時間を延ばしてみる・話の途中で敢えて一呼吸を入れ、質問してもらうのがおすすめ。

面接官も人間だ!コミュニケーションをする気持ちを忘れずにいきましょう。

著者の実践例〜実際に聞かれた質問集〜

最後に、著者がインターンシップの面接で聞かれた、留学関連の質問をご紹介します。
自分の頭の中で、回答をシミュレーションしてみてくださいね!

✔︎留学に行った理由は?
✔︎最も印象的だったことは?
✔︎他者を巻き込んで何か行動を起こしたか?
✔︎その経験から何を学んだか?

まとめ

本記事ではこれらについて紹介してきました。

✔︎留学経験をガクチカに使う際にアピールすべきポイント
✔︎留学ガクチカで企業側から見られるポイント
✔︎ガクチカで留学について書く際にやってはいけないこと
✔︎著者の実践例〜実際に聞かれた質問集〜
「留学したこと」ではなく、「留学中の特定の出来事を深掘る」

このことを意識すれば、他のシチュエーションでもガクチカと見られる場所は同じです。
ぜひ、自分だけのストーリーを上手く就活に生かしてくださいね!
 
 

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